成長企業から考える「マーケターの定義」 #01

博報堂という会社の人間として生きるのか?マーケターという職業人として生きるのか?【Indeed 水島剛】

LINEを経て、Indeedへ

 当時は上場前で、なんとなく、これからメッセンジャーアプリでつくったプラットフォーム上に、どんどん面白いサービスを生み出していくというタイミングで、非常に面白さを感じました。あと、文化的なものが博報堂となんとなく似ていたというのが入社を決めた理由でした。

 LINEでは「LINEバイト」や「LINE Pay」といった、自社サービスのマーケティングを担当しました。マスとデジタルを統合したプランニング、巨大なプラットフォームを活用した手づくりのプロモーションやチームビルディングなど、スピーディーな業務環境の中、2年半という短い期間の中とはいえ、様々な経験を積ませていただきました。
 
LINEの出社最終日

 それまで、LINEのサービスは基本的にはセントラルのマーケティング組織が各事業を横断的に見ていたのですが、LINEの注力事業であるLINE Payに関しては、事業内にマーケティングチームをつくりたいという社長の思いがあり、マーケティングチームを立ち上げる経験も積ませていただきました。

 そんな折に、同じく留学していた10年来の友人から、Indeed Japanに来てほしいというお誘いを受けました。これから本格的に日本に市場をつくっていくフェーズであり、日本にマーケティングチームを組成し、マーケティング施策の執行権限をグローバルから持って来るという話は魅力的でした。

 そして、海外の大学を卒業していたのに、社会人になって以降、10年以上一切英語を業務で使うことなくキャリアを積んできたことに関しては多少負い目を感じていたこともあり、36歳の僕はIndeed Japanに入社することにしたのです。

 以上が少し長くなりましたが、僕が歩んできた13年間のマーケティングキャリアです。この経験を基に、これから、今僕が思っていることをいくつかお伝えしていければと思います。それでは、また。
 
Indeedのマーケティングのチームメンバーと一緒に。
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