変革のカギを握るCxOの挑戦 #05

マーケティングから人事領域に挑戦、みずほ 執行役員の秋田夏実氏の新時代キャリア論

 

変革にパッションがある社員の存在が入社の決めて


対談中の秋田氏と石戸氏

石戸 みずほには、どのような経緯で参画されたのですか。

秋田 私は近年の日本企業に対して「なぜ元気がないの?」と感じていました。そのため、以前から漠然と何かできることはないだろうかと考えていました。そのとき、私がこれまでの経験で得てきたものをうまく応用すれば、何らかの効果をもたらすことができるかもしれないという思いがありました。

また組織開発に関しては、アドビでもかなり一生懸命に取り組んできました。数年前に自らの強みを知るストレングスファインダーを受けたときにも、私の強みは「一緒に働くチームの人たちを元気づけ、前に進めるよう背中を押せることだ」と言われました。その力はもしかしたらマーケティングではなく、人事領域で生かせるのかもしれないと思っているときに、たまたま今回のご縁をいただいたのです。

入社前、実際にみずほで働いている人々にお会いしたところ、皆さんものすごく真面目で、一生懸命で、今のままではいけない、何とかして変革していこうというパッションを持っていたのです。それまで、変革に対して抵抗する人(チェンジモンスター)を抱える大企業を多く見てきた私は大変驚きました。それで、私がみずほの一員になることで、少しでも変革を後押しできればと思い、入社を決めました。

※後編「「サブスクのマーケティング」と「人事」の共通点とは? みずほのCPO秋田夏実氏が語る組織開発の裏側」に続く
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