Pinterestがユーザー増加で再注目、Instagramとのポジションの違いは？【ピンタレスト・ジャパン定国直樹　聞き手：ニトリ田岡敬】

: ナノベーション
/ アジェンダノート編集部

2018/10/22

今年はコンテンツとユーザーベース、双方の充実を

田岡　プロダクト改善に集中したのは、昨年までとのことでした。今年は、何に注力されているのですか。

定国　プロダクトの改善が止まることはありませんが、とは言え、ある程度の目処が見えてきました。

今、特に力を入れているのは、「ユーザーの増加」と「コンテンツの充実」の両輪を回すことです。ユーザー数を伸ばすためには、良質なコンテンツの増加が大事です。その配信者である企業にビジネスアカウントをつくってもらい、Webサイトなどの画像を掲載してもらうことが必要なのです。そして、企業が写真を掲載する判断基準は、そこにユーザーがいるかどうかです。

田岡　企業側にアピールするための工夫はありますか。

定国　はい、写真のピンをクリックすると提供元サイトに遷移できる設計にしているため、企業からすると簡単に送客できる点が魅力だと思います。また、東急ハンズの全店舗でコラボキャンペーンを展開するなど、リアル領域での取り組みもスタートしました（ハロウィンに合わせて、Pinterestを参考に自宅内でのパーティーを提案する企画を開催中）。