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足立光氏、初の著書『マクドナルド、P&G、ヘンケルで学んだ 圧倒的な成果を生み出す「劇薬」の仕事術』が発売決定

日本マクドナルドV字回復を牽引した施策の背景と、成果を出し続けてきた仕事術

 日本マクドナルドの復活の立役者のひとりであり、現在は「イングレス」や「ポケモン GO」などのAR(拡張現実)サービスを提供するナイアンティックでプロダクトマーケティング シニアディレクターを務める足立光氏による初の著書『マクドナルド、P&G、ヘンケルで学んだ 圧倒的な成果を生み出す「劇薬」の仕事術』(ダイヤモンド社)が11月22日、全国書店・ネットショップで発売される。
 

 足立氏は、大学卒業後にP&Gジャパンに入社。日本人初の韓国赴任などを経験した後、ブーズ・アレン・ハミルトン、ローランド・ベルガーなどのコンサルティング会社を経て、ドイツのヘンケルグループに属するシュワルツコフヘンケルに転身。赤字続きだった業績を急速に回復し、ヘンケルのコスメティック事業の北東・東南アジア全体を統括する。

 そして、ワールドでは執行役員 海外事業本部長として海外事業の黒字化と、本社社員を1800人から1300人へと削減する人員整理のサポートを行い、その早期退職者の最終出社日と同じタイミングで、当時300億円の赤字を出していた日本マクドナルドのマーケティング本部長に転職。以後、31カ月連続で同社の売上を増加させて復活に導いた。

 今回の書籍では、足立氏のキャリアを振り返りながら、なぜ各社で成果を出し続けてこられたのか、同氏の仕事術を紹介するほか、日本マクドナルドでのマーケティング戦略や数々のヒット施策に至った背景を詳細に解説している。足立氏は書籍発行にあたり、次のように語った。

 「日本マクドナルドが元気を取り戻していく中、どのようにあの状況から再建を実現させたのかと問われる機会が増えました。2018年夏、危機を乗り越えてV字回復を遂げた日本マクドナルドを去ったのを機に、それをしたためる機会を頂いたのが本書です。ただ、その再建を語るには、私自身のこれまでの経験も語らなければなりません。私のすべての経験が日本マクドナルドでの決断や行動につながっているからです。私がどんな意識を持ち、どんな判断をしてきたのか。そして日本マクドナルドをどう変えたのかをP&G、外資系コンサルティング会社、ヘンケル、ワールドでの経験とともに詳しく執筆しました。現在の自分の全てを皆さまにお伝えするつもりで書いた渾身の一冊です。お楽しみ頂ければと思います」

 現在は、Amazonにて予約を受付中。

【目次】

第1章 すべての選択は自分が決めている-P&Gで学んだ「世界の当たり前」
第2章 修羅場が一番、人を成長させる−外資系コンサルで学んだ「成長の極意」
第3章 人の倍の速度で成長する−ヘンケルで学んだ「勝負の勘所」
第4章 マネジメントには意志がいる−ワールドで学んだ「意思決定と戦略」
第5章 どんな状況でも、やりようはある−日本マクドナルドで学んだ「逆境を
乗り越える仕事術」
足立 光(あだち・ひかる)氏
ナイアンティック
アジアパシフィック プロダクトマーケティング
シニアディレクター
1968年、米国テキサス州生まれ。一橋大学商学部卒業。P&Gジャパン マーケティング部に入社し、日本人初の韓国赴任を経験。ブーズ・アレン・ハミルトン、およびローランドベルガーを経て、ドイツのヘンケルグループに属するシュワルツコフヘンケルに転身。2005年には同社社長に就任。赤字続きだった業績を急速に回復した実績が評価され、2007年よりヘンケルジャパン取締役 シュワルツコフプロフェッショナル事業本部長を兼務し、2011年からはヘンケルのコスメティック事業の北東・東南アジア全体を統括。ワールド 執行役員 国際本部長を経て、2015年より日本マクドナルド 上席執行役員 マーケティング本部長。2018年9月28日より現職。2016年「Web人賞」受賞。翻訳書に「マーケティング・ゲーム」「P&Gウェイ」等。オンラインサロン「足立光の無双塾」主催。

※記事内で紹介した書籍をリンク先で購入すると、売上の一部がアジェンダノートに還元されることがあります。
 

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