伊東塾
【沖縄開催が決定】吉野家(元P&G)伊東正明氏の「伊東塾」、勝つマーケティングの原理原則を伝授
日本各地で人気を集める「伊東塾」が沖縄上陸
P&Gにおいてグローバルのバイスプレジデントを務め、現在は吉野家 常務取締役として同社を好業績に導いたとして注目を集める伊東正明氏による、実践を重視したマーケティング研修プログラム「伊東塾」が12月10日、沖縄で開催されることが決定した。沖縄での開催は2018年に続いて2回目となる。伊東氏はP&G時代に「アリエール」のマーケティング戦略を手がけたことで知られる。その戦略によって、粉末が中心だった日本の洗剤市場に液体洗剤を浸透させることに成功。さらに、ファブリーズのグローバル戦略を組み立て、全世界の売上増加に大きく寄与している。また、昨今は吉野家で「ライザップ牛サラダ」「超特盛」などの新メニューをヒットさせ、2019年発表の吉野家中間決算を赤字から黒字に導くなど業績を向上させている。
前回(2018年)の伊東塾 沖縄開催
伊東氏は、「マーケティングは本来、シンプルな存在。その原理原則と考え方をカラダに叩き込み、実践の場で仮説・検証・反省のサイクルを繰り返すことで、どんな状況でも顧客を動かせることができます」と語る。そこで「伊東塾」では、伊東氏が20年以上に渡ってP&Gで培い生まれた、マーケティングの原理原則となるフレームワークを講義とワークショップで伝えていく。
本塾は2018年に東京を皮切りに開催され、終了後の参加者アンケートの質問「伊東塾への参加を他の人に勧めたいですか」に回答者全員が「勧めたい」と答えたほど、満足度が高いプログラム。これまで東京、大阪、北海道、福岡、名古屋などで行われている。11月には、東京での開催も予定している。
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ファミマと提携で注目「上間てんぷら」社長は、なぜ「伊東塾」に参加したのか
前回、2018年に沖縄で伊東塾が開催されることが決まった背景には、沖縄天ぷらを代表する「上間天ぷら」を展開し、最近は沖縄ファミリーマートとの提携で注目を集める上間フードアンドライフ 代表取締役の上間喜壽氏が、東京開催の伊東塾に参加したことがある。そこで伊東塾に参加したきっかけから、学べる内容までをインタビューした。
――伊東塾の東京開催に、なぜ沖縄から受講したのでしょうか。
沖縄県で沖縄風天ぷらを売りにした「上間弁当天ぷら店」を経営していますが、マーケティングについては、定量的に数値から組み立てていく方法がわからず、感覚的に取り組んでいました。そこで、売上をしっかり伸ばしていくためにも、マーケティングを体系的に学びたい。しかも、どうせ学ぶのであればトップから学びたいと思い、「伊東塾」の受講を決めたのです。毎回、沖縄から東京に通っていました。
――受講してみて、学んだ点は?
定量的な考え方はもちろん、ターゲットの決め方、ペルソナのつくり方が参考になりました。学んだことをもとに、マーケティング戦略を全部、組み替えたんですよ。必要な売上のために何人のお客さまが必要で、その人たちにアプローチするメディアは何か、改めて考え直して、現在は実行に移している段階です。
――実際のビジネスに、どのように生きていますか?
「伊東塾」で学んだポジショニング戦略のフレームワークを使って、役員と一緒に戦略分析をした結果、「コンビニエンスストアが沖縄天ぷらを売り出したら、一番の脅威だね」という話になりました。そんなある日、沖縄ファミリーマートに出資するリウボウグループの糸数剛一会長とお会いしました。その際に「沖縄のファミリーマート全店で、沖縄天ぷらを展開してもらえる可能性はありますか」と尋ねたところ、即答で「やりましょう」と言っていただいたんです。事前にコンビニエンスストアとの関係について考えていたからこそ、実現できたと思います。
参考:上間喜壽氏 インタビュー記事「沖縄の天ぷらは、おやつ。ファミマと提携で注目『上間てんぷら』の成長物語」(「伊東塾」については3ページ目に記載)
――「伊東塾」を沖縄で開催したいと思った理由は?
沖縄の企業の方とお話ししていても、マーケティングに対してきちんとした考えを持っている会社は少ないと感じていました。一方で、いま沖縄には大手ナショナルチェーン店の出店が増えるなど、競争相手も変わっています。そうした中で、伊東さんのフレームワークは、大手企業から地場の企業まで幅広く活用することができ、沖縄らしさや地場企業の強みを伸ばすことができると思っています。ぜひ沖縄の方にも、「伊東塾」を受講してほしいですね。
伊東氏 プロフィール
P&Gにてジョイ、アリエールなどのブランド再生や、グローバルファブリーズチームのマーケティング責任者をアメリカ・スイスにて担当。直近までヴァイスプレジデントとしてアジアパシフィックのホームケア、オーラルケア事業責任者、e-business責任者を歴任。2018年1月より独立、ビジネスコンサルタント。P&Gにてジョイ、アリエールなどのブランド再生や、グローバルファブリーズチームのマーケティング責任者をアメリカ・スイスにて担当。直近までヴァイスプレジデントとしてアジアパシフィックのホームケア、オーラルケア事業責任者、e-business責任者を歴任。2018年1月より独立、ビジネスコンサルタント。また、吉野家 常務取締役も務めている。
「『沖縄にいると経営に関する勉強会のチャンスが少ない』と伺った時から、微力ながらお手伝いできることが無いかと悶々しておりました。沖縄開催という機会を頂けて非常にうれしく思っていますし、楽しみにしています。私は、マーケティングというお客様基点の経営手法はシンプルな原則に基づいていると思っています。そのシンプルな手法を包括的に、でもできる限りわかりやすくお話させていただければと思っています」
前回(2018年)「伊東塾 沖縄開催」 参加者の感想
・事例にしっかりと落とし込まれていて、理解しやすかったです。 特に動画での事例が良かった。 帰宅後に自分の使っている洗剤を確認し、なぜそれを選んだのかを考えてインサイトを探してみました。自社ビジネスはもちろん、身近なところからマーケティングの思考を訓練していきたいと思いました。(観光業・男性)・突然、商品企画を担当することになり、わからないことだらけでした。勉強しようとも範囲が広すぎて困っていましたが、本日伊東塾に参加できて大変勉強になりました。学んだ内容の理解をさらに深めていきたいと思います。(製造業・男性)
・小規模な店舗である自分が受けて役立つかな?と思っていましたが、活用できそうな内容が多くて良かったです。例も多くて分かりやすく、聞くことができました。(小売店・女性)
・今回、初めてマーケティングセミナーを受講したのですが、モノづくりと顧客とのコミュニケーションについて学びました。 みんなと逆のことを考える訓練、インサイトを探す訓練を意識していきます。(ソリューションベンダー・女性)
・これだけ事例が豊富なセミナーは初めてでした。 マーケティング用語はなかなか頭に残らなかったりするのですが、振り返る時に「あの例の話を」と思い返せるのが、とても有り難いです。 非常に有意義でした。(コンサルティング会社・女性)
・伊東塾が開催されると聞いて、とても嬉しくてすぐに申し込みました。常に違った角度から物ごとを見れるよう日々訓練したいと思いました。また、デビルインサイトとエンジェルインサイトでの広告戦略はとても具体的でわかりやすかったです。(不動産会社・男性)
プログラム予定
- ①マーケティングのフレームワーク WHO/WHAT/HOW
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- マーケティングとは何か?
- ビジネス目標を消費者目標に解釈することから始まる
- 販売目標を決めるもの
- WHO/WHAT/HOWの概要
- ②WHOの実践
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- ターゲットの設定
- 人間の脳の仕組み
- 消費者理解の仕方
- インサイトとは何か、その探し方
- 量的調査と質的調査
- ③WHATの実践
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- お客さまは、なぜ購入するのか
- ブランディング、エンゲージメントとは何か
- 競合は誰か
- POD /POP /POFモデル
- ④HOW -メッセージ
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- よい広告を制作してもらうためのブリーフ
- 売れる広告の方程式
- 凡人のためのクリエイティブ評価
- ブランドキャラクター
概要
開催日時:
12月10日(木)10~18時(昼休憩 1時間含む)場所:
沖縄県中部(予定)対象者:
沖縄県内に在住、または勤務している方受講費用:
5万8000円(税別)※沖縄ではマーケティング領域のセミナーが少ないため、地域貢献活動の一貫として特別価格で提供します。
※沖縄在住、勤務の方を対象とします。それ以外の方は受講することができません。
定員:
50人(最低実施人数10人)主催:
ナノベーション詳細(伊東塾 公式ページ)はこちら
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