マーケティングアジェンダ東京2021外伝 #03

青山商事とReproのOMO戦略から学ぶ「社内外一体型マーケティング推進」 が必要な理由

 

マーケティングが市民権を得てきた

 今回のマーケティングアジェンダ東京は、マーケティング部以外の部署の新しい方がたくさん来場していた印象があります。実際、マーケティングアジェンダに初めて来たという方が68%、デジタルの知識があまりなく会社でもDX推進が課題であるという方も何人もいました。

 本来、マーケティングは市場や顧客の声を集めて活用しなければなりません。つまり、プロモーションだけでなく、

 ・カスタマーサービス
 ・商品企画開発
 ・CRM
 ・店舗スタッフ
 ・PR
 ・人事
 ・IT/制作

 など、すべての部門で顧客の声が活用されるように動くべきです。

 まさに青山商事さんの事例はこれを実践し始めている素晴らしい事例だなと感心しました。結局、店舗スタッフがOMO推進には必要不可欠であり、デジタル×リアルによって新たに得られるセレンディピティや顧客体験がブランドロイヤリティの向上に寄与します。



 マーケティングアジェンダの参加者を見ても、ようやくこのような動きが日本でも活発になってきたと感じ取ることができました。その反面、事前知識が必要な難しいセッションも多くあるので私の記事でできるだけ噛み砕いて理解してもらえると嬉しいなと思います。

 他にもマーケティングアジェンダ東京2021の記事をまとめていきますので、ぜひご覧ください。

 ・キーノート#1  早稲田大学ビジネススクール 長沢伸也教授、ユナイテッドアローズ 執行役員 CDO DX推進センター 担当本部長 藤原義昭氏によるキーノート「ラグジュアリーブランドは確固たる強い『ブランド』を、いかにして作りあげたのか」(公開中

 ・キーノート#2  駒澤大学 青木教授、吉野家 伊東氏SDGsは「買う理由」ではなく、「ないと買わない理由」になっている(公開中

 ・キーノート#3 ドイツ銀行 ティム・アレキサンダー氏、Indeed Japan水島剛氏によるキーノート「Expanding the value of Marketing~拡張し続けるマーケティングの役割~」(近日公開)

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