マーケティングアジェンダ2024 #10

電通デジタルが「ヤング・クリエイティブ・アジェンダ powered by AID-DCC」でグランプリを獲得、有楽製菓「ブラックサンダー」のアイデア創出

前回の記事:
日本を代表するマーケター足立光氏の「話題化」の極意とは?「マーケティングアジェンダ2024」開幕 沖縄にトップマーケターが集結
 

ブラックサンダーを題材に企画を制作


 2024年6月19日から22日にかけて沖縄県・読谷村(グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート)で開催された日本最高峰のマーケティングカンファレンス「マーケティングアジェンダ2024(主催:ナノベーション)」内で、若手クリエイターが企画案を競い合うコンペティション「ヤング・クリエイティブ・アジェンダ powered by AID-DCC」が行われた。グランプリには、電通デジタル CMプランナー/コピーライターの萩原志周氏、アートディレクターの香月彩希氏のチームが輝いた。
  
電通デジタル CMプランナー/コピーライターの萩原志周氏(左)、アートディレクターの香月彩希氏(右)

 本コンペティションは、事前の書類審査を通過した若手クリエイターが2人でチームを組み、出題されたテーマに対してクリエイティブアイデアを競い合うもの。今回は、「おいしさイナズマ級!」のキャッチコピーでおなじみの有楽製菓「ブラックサンダー」を題材に「31年目以降のブラックサンダーが日本中を席巻するようなコミュニケーション戦略」というテーマが出題された。若手クリエイターは、エイド・ディーシーシー、電通、電通デジタル、ENJIN、GMO NIKKO、博報堂プロダクツ、Hakuhodo DY ONE、カヤック、パズル、セプテーニ、東北新社、東急エージェンシーの12社10チーム(※ENJINと東北新社、カヤックとセプテーニは合同チーム)が参加し、限られた時間の中で企画案を考えた。

 審査員には、ブランド企業からリクルート マーケティング室 クリエイティブディレクター/部長の萩原幸也氏(審査員長)、KDDI ブランド・コミュニケーション本部 コミュニケーションデザイン部 部長の合澤智子氏、ダイキン工業 広告宣伝グループ長の片山義丈氏、ビザ・ワールドワイド・ジャパン マーケティング本部長 Vice President, CMOの里村明洋氏に加えて、課題提供企業として有楽製菓 代表取締役社長の河合辰信氏も参加した。

 また、クリエイターの視点を審査に加味したいという狙いから、審査アドバイザーとして電通 クリエーティブディレクター/アートディレクター川腰和徳氏も参画。同氏は、近年docomoの「ahamo」「湖池屋プライドポテト」「M-1グランプリ」のなどのコンセプト開発、商品開発、ネーミングやロゴデザイン、CMやデジタルなど企業のコミュニケーション全体を担当している。また、2019年度にはクリエイター・オブ・ザ・イヤーを受賞。
  
(左から)電通 川腰和徳氏、ビザ・ワールドワイド・ジャパン 里村明洋氏、リクルート 萩原幸也氏、有楽製菓 河合辰信氏、ナノベーション 中野博文、KDDI 合澤智子氏、ダイキン工業 片山義丈氏

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