ライジングキャンプ2024 #03

トリドール南雲克明氏、サツドラ富山浩樹氏、ソーダストリーム出口昌克氏が「ライジングキャンプ」登壇決定。各々の思考法と戦略、理想のマーケター像とは?

前回の記事:
カンヌから学ぶ最先端クリエイティビティ、花王の廣澤祐氏とヤマハの加藤剛士氏が若手マーケター向けにレポート【7月4日無料セミナー】
  次世代を担う35歳以下のマーケターに特化した学びのキャンパス「ライジングキャンプ2024」(7月23~24日、東京大学 伊藤謝恩ホールで開催)で、登壇スピーカーが続々と決まっている。

 主催するナノベーションからは、第一弾として、キーノートとグループワークに登壇するスピーカーが発表された。多彩な経歴と独自の戦略、そして現在進行形で話題と価値を創出し続けるトップマーケターの講義を通して、知識とインスピレーションを得るとともに、全体テーマである「理想のマーケターとは?」について対話と思索を深める機会となりそうだ。
 

話題企業のトップマーケターが続々登壇


 開幕を飾るオープニングキーノートにスピーカーとして登壇するのは、トリドールホールディングス 執行役員 CMO 兼 丸亀製麺 取締役 マーケティング本部長の南雲克明氏。コロナ禍で打撃を受けた外食産業の中でいち早くV字回復を成し遂げ、丸亀製麺において「シェイクうどん」や、6月25日に発売開始し瞬く間に大ヒットした「うどーなつ」をはじめとして、常に市場に驚きを投げかけ続けている。聞き手として、参加者と同じくライジング世代マーケターであり、花王 DX戦略部門 インタラクティブプラットフォーム統括センター オウンドメディアインプリメント部の廣澤祐氏が迫る。

 参加者同士で共通テーマに沿って積極的に対話し、マーケティング施策をシミュレーションするグループワークは、サツドラホールディングス代表取締役社長の富山浩樹氏が担う。課題先進地・北海道を基盤にデジタル活用によるビジネスの成長と地域の課題解決を牽引し、ドラッグストアチェーンの枠にとどまらない新規事業創出を続けるサツドラ。直近では東京にも拠点を設け、さらなる共創の輪を広げる富山氏が、参加者との対話を通して価値創造のヒントを提供していく。

 そしてクロージングキーノートには、世界的な炭酸水ブランド「ソーダストリーム」のカントリーマネジャーとして日本オフィスを統括する出口昌克氏が登壇する。炭酸水を飲む習慣がない日本市場において消費者の行動変容を促し、市場拡張と環境汚染など社会問題解決を両輪で実現していく使命を負う出口氏は、実はP&G(プロクター・アンド・ギャンブル)ジャパンにて執行役員マーケティング本部長、日本コカ・コーラにてバイスプレジデントを歴任したトップマーケター。モデレーターを務めるFacebook ジャパン マーケティングサイエンス統括 執行役員の中村淳一氏とはP&G時代の同僚という間柄になる。消費財ビジネスを極めた出口氏と、Agenda noteの人気連載「トップマーケターたちに聞く価値共創時代のマーケティング」で新たな価値共創を模索・提案し続けている中村氏のセッションから、どんな「理想のマーケター像」が飛び出すかが注目される。

ライジングキャンプ2024 公式サイトは、こちら
 

登壇者プロフィール

 
 
トリドールホールディングス 執行役員 CMO 兼 丸亀製麺 取締役 マーケティング本部長
南雲 克明 氏

 早稲田大学大学院商学研究科卒、MBA。コナミスポーツ、サザビーリーグなどBtoCの事業会社において様々なブランドのマーケティング責任者を歴任。2018年トリドールホールディングス入社。2022年より現職。“感動(KANDO)”を起点に、感性とデータサイエンス両側面から持続的に選ばれる確率を高める「感動ドリブンマーケティング」を推進。ブランド×CX×EXのスパイラルアップモデル、消費者に選ばれるパーセプションと衝動を二律両立させるマーケティングモデル、丸亀うどん弁当・丸亀シェイクうどん・丸亀うどーなつなどのコンセプト・コミュニケーション・クリエイティブ開発も手掛ける。ビジネス・ブランド・企業価値を持続的にグロースさせ続けるマーケティングの革新に取り組む。
 
 
花王株式会社 DX戦略部門 インタラクティブプラットフォーム統括センター オウンドメディアインプリメント部
廣澤 祐 氏

 2015年に新卒として花王株式会社へ入社し、広告宣伝部(現メディア企画部)にてデジタルマーケティングを3年経験したのち、化粧品ブランドのマーケティングに3年従事。
2021年1月より新設されたDX部門にて社内のデジタル化を推進、2023年より現職。

【その他の経歴】
2020年よりデジタルマーケティング研究機構 U35 Project プロジェクトリーダーを務める。
2021年に一橋大学大学院 経営管理研究科(MBA)を修了したのち、現在は同大学院の博士後期課程に在籍しイノベーション・マネジメント /MOTの研究に従事。 その他、メディア連載やイベント協力などを務める。
 
 
サツドラホールディングス 代表取締役社長
富山 浩樹 氏

 サツドラホールディングス 代表取締役社長 / ドラッグストア 〈 サツドラ 〉(約200店舗)と北海道共通ポイントカード〈 EZOCA 〉(200万人世帯カバー率約70%)などを経営 / AWL、コンサドーレ、出前館 社外取締役。 「社会課題先進地域の北海道からモデルづくりを」
 
 
ソーダストリーム カントリーマネジャー
出口 昌克 氏

 プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンにて執行役員マーケティング本部長、日本コカ・コーラにてバイスプレジデントとして国内外計15のブランド管理経験を持ち、消費財ビジネスにおける中長期戦略立案を得意分野とする。2021年より現職。カントリーマネージャーとしてソーダストリームの日本オフィスを統括する。
 
 
Facebookジャパン マーケティングサイエンス統括 執行役員
中村 淳一 氏

  慶応義塾大学経済学部卒。2002年に消費財メーカー、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)入社、消費者市場戦略本部に所属。柔軟剤ブランド「レノア」の日本立ち上げのコアメンバーや、かみそりブランド「ジレット」、店舗営業チャネルシニアマネージャーを経たのち、13年からシンガポールにてグローバルメディア、アジア地域ビッグデータ担当のアソシエイトディレクターに着任。17年6月にフェイスブック ジャパン(現Meta)入社。マーケティングサイエンスノースイーストアジア統括。他JMAインサイトハブコアメンバー等。
 

ライジングキャンプ 2024 開催概要

 
名称
ライジングキャンプ2024
日時
2024年7月23日(火)18:30受付開始~21:00終了予定
2024年7月24日(水)10:00受付開始~19:30終了予定
会場
東京大学 伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール
(東京都文京区本郷7-3-1)
参加者
250名
参加方法
ブランド枠:無料(審査有)
プレミアムブランド枠:50,000円(税込55,000円)
パートナー枠:100,000円(税込 110,000円)
主催
株式会社ナノベーション
特別協力
アジェンダノート(Agenda note)

ライジングキャンプ2024 公式サイトは、こちら

マーケターに役立つ最新情報をお知らせ

メールメールマガジン登録