B2Bアジェンダ2025 #06

オムロンヘルスケア・富士通と考える、ROIC経営時代に問われるブランド価値向上と可視化  B2Bアジェンダ2025【参加企業募集中】

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NVIDIA・JTBに学ぶ、価値創造・市場創造に貢献するBtoBマーケティング B2Bアジェンダ2025【参加企業募集中】
 

事業成長に着実に貢献する「信頼されるブランドづくり」


 日本最大級のB2B特化型マーケティングカンファレンス「B2Bアジェンダ2025 (主催:ナノベーション)」が2025年10月16日・17日の2日間、静岡・沼津のプラサ ヴェルデで開催される。BtoB事業を行い、マーケティング起点での企業変革に取り組む経営者やマーケティング・営業責任者などおよそ200人が一堂に会する合宿型カンファレンスは、今年で5回目の開催となる。

  2日目のキーノートのテーマは「マーケティング組織のブランド価値向上への貢献と、その評価を考える」。

 ROIC経営に改めて注目が集まるなど、企業の持続的成長への意識が強まる中、顧客獲得コストの低減や広告効率の向上などにつながる「ブランド価値」の重要性がますます増している。市場競争が激化する中でも選ばれ続け、従業員・求職者・投資家からも信頼されるブランドを築くことが事業成長のために有用であるとの認識が広がってきている一方、ブランド価値向上の取り組みは短期的には成果に結びつきにくく、施策と成果の因果関係をはっきりと証明するのも難しい領域であり、ともすると優先度が下げられがちなのも事実。

 本セッションでは、マーケティング組織(マーケティング活動、コミュニケーション活動に取り組む組織)がブランド価値向上にどう取り組むべきか、課題設定から施策実行、投資継続に至るまでの難所と突破口、さらに成果の可視化・評価のあり方を、実務家と共に考える。

 登壇するのは、オムロン ヘルスケア 経営統轄部 副統轄部長の大川力也氏。

 「地球上の一人ひとりの健康ですこやかな生活への貢献」をミッションに、誰でも簡単・正確に測定できる使いやすさと、医療現場からも信頼される精度にこだわった健康医療機器とサービスを提供する同社。

 血圧計や体組成計などの家庭用医療機器で培った高精度技術や品質管理のノウハウは、医療機関や企業向けソリューションの提供においても強力な競争優位性を発揮。世界的に認知された「信頼できるブランド」としての評価が、病院・クリニック、製薬会社、保険会社、ウェルネス関連企業など多様なパートナーとの提携を加速させている。さらに、スマートフォンアプリやクラウドサービスを活用したデジタルヘルス領域の強化により、医療データを安全かつ有効に活用できるプラットフォームを構築。これが、遠隔医療支援や企業向け健康管理サービスなど、BtoB向けソリューションの拡大を後押ししている。

 製品革新・デジタル技術活用・社会的責任を一体化したブランド価値向上の取り組みが、医療・ヘルスケア業界におけるパートナーシップの深化と新規ビジネスの創出を促し、オムロン ヘルスケアのBtoB事業を持続的に成長させる原動力となっていると言える。

 モデレーターは、自身もこれまでのキャリアの中でブランド戦略に深く関わり、BtoC/BtoBの枠を超えてあらゆる接点で一貫した体験提供に取り組む、富士通 グローバルマーケティング本部 デジタルエクスペリエンス統括部 C&EX部/部長の小倉遵也氏が務める。
B2Bアジェンダ2025 公式サイトは、こちら  

キーノート 登壇者プロフィール

 大川 力也 氏
オムロンヘルスケア株式会社
経営統轄部 副統轄部長
大川 力也氏

 1993 オムロン株式会社 入社
 2009 オムロンヘルスケア株式会社 健康機器営業部長
 2015 オムロンヘルスケア株式会社 国内事業部長
 2019 オムロンヘルスケアチャイナ 常務副総経理
 2025 オムロンヘルスケア株式会社 経営統轄部 副統轄部長任。

 

 小倉 遵也 氏
富士通株式会社
グローバルマーケティング本部 デジタルエクスペリエンス統括部 C&EX部/部長
小倉 遵也氏

 2023年11月に富士通株式会社に入社。デジタルエクスペリエンス統括部にてB2B領域のデジタルマーケティングを担当。前職の日産自動車株式会社では、2020年に新ブランドキャンペーンを立ち上げ。ブランド戦略、メディア戦略、クリエイティブ開発などマーケティングコミュニケーションのリードから、マーケティングマネージャーまで、マーケティングの主要ポジションを歴任。B2Aの時代に向け、B2CやB2Bという枠を超え、あらゆる接点で一貫した体験提供に取り組む。
 
 

BtoBマーケティング組織の「事業貢献」を再定義


 従来、BtoB企業におけるマーケティング組織は「リードを獲得する部門」「認知を拡大する部門」「コミュニケーションツールを制作する部門」といったイメージが強かったが、今やこうした認識は過去のものとなりつつある。商品部門と密に連携して価値を生み出し、セールス部門とともに売上をつくり、カスタマーサクセス部門とともにブランドを育て、深い顧客理解をもとに経営にフィードバックする「事業成長の中核」としての役割が求められている。

 BtoBマーケティング組織に求められる役割の変化と拡張を踏まえて、B2Bアジェンダ2025のテーマは「Redesign for Growth 『事業貢献』を再定義し、必要な基盤を整備する」。BtoBマーケティング組織が自社に対して実行できる、あるいは実行すべき事業貢献とは、どのようなものなのか。日々向き合っている業務は、どのように事業貢献につながっているのか。より成果を高めていくために必要な変革とは。短期的な成果と中長期的な成果、財務指標と非財務指標への貢献を、いかにして実現するかー。これらの多角的な課題に対して、最前線で挑戦と活躍を続ける実務マーケターとともに質の高い議論とネットワークを交わすのがB2Bアジェンダ2025だ。

 これからのBtoBマーケティング組織のあり方を視座高く、かつ実践的に考え、そこへ向かうためのリソース獲得や組織変革、プロセス設計とAIを含むテクノロジー活用といった具体的方策に落とし込むために必要な情報を交換し、課題解決に向けて集中的にディスカッションする。新たな知見やネットワークを育み、BtoBマーケティング領域全体を底上げする場となることが期待される。
B2Bアジェンダ2025 公式サイトは、こちら  

B2Bアジェンダ 2025 開催概要

 
名称
B2Bアジェンダ 2025
日時
2025年10月16日(木)-17日(金) <1泊2日>
会場
静岡県総合コンベンション施設 プラザ ヴェルデ コンベンションホールA
〒410-0801 静岡県沼津市大手町1-1-4
参加者
B2B事業を行い、マーケティング起点での企業変革に取り組む経営者、役員。
B2Bマーケティングに従事するマーケティング、営業企画、営業推進部門の管理職の方々など。
参加方法
B2Bマーケター枠:無料(事前審査制)
プレミアムB2Bマーケター枠:150,000円(税込165,000円)
パートナー枠:380,000円(税込418,000円)
定員
B2Bマーケター100名、パートナー100名
計200名
主催
株式会社ナノベーション
特別協力
アジェンダノート(AGENDA Note.)

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