SNS・消費行動から見えてくるアラサー女子のココロ #12
サントリーの人気コーヒーショップ「TOUCH-AND-GO」に見た、外見カスタマイズの大切さ
カスタマイズ○○が、わたしたちにどう”遊ばれる”か
外見のパッケージをカスタマイズできることで成功するパターンは、いくつかの系統があるように思う。そのひとつ目が「TOUCH-AND-GO COFFEE」 の事例でもある”推し○○”のパターンだ。
似たような企画で、資生堂のボディケアブランド「シーブリーズ」のボトルのカスタマイズ(アセきゅんストア)も話題になった。
こちらも、ボトルの色(香り)とラベルのカスタマイズが可能で、自分の“推しボトル”をつくる人を何人かSNS上で見つけた。
ポイントは、カラーバリエーションと、カスタマイズできる箇所に基本的には”名前を入れる”とされているところだ。推しているメンバーのカラーを模したボトルに、推しの名前を入れられるという“完璧な体験”ができる。
もう一つのパターンが定番の“プレゼント”需要だろう。
エスティ ローダーやイヴ・サンローランなどの名入れリップは、プチプレゼントの定番になっている。もらった方も特別感があって嬉しいし、InstagramなどのSNSにも載せやすい。こちらもわかりやすい外見のカスタマイズだ。
プレゼントとして成立するための高いブランド力も必要なため、この例は少しハードルが高いかもしれないけれど。