SNS・消費行動から見えてくる20代女子のココロ #30

BTSに沼った私が、その魅力をマーケティング視点で語ってみる

前回の記事:
無視できない「TikTok売れ」。その背景にある情報流通の革命とは
  

BTSは社会を変える可能性を持っている

  
 この連載記事も、2021年最後の一本になった。「今年を象徴するトレンドを書いてください」と依頼をいただいたものの、今年を思い返してみて、絶対に語らずにいられないトレンドといえば、「BTS」だ。というのも、私自身が去年から大ハマリしてしまったのである。

 今、BTSは世界を熱狂させており、自信を持って「まだ知らないなら魅力を知っておくべき」と言える。今回の記事は恐縮ながら、BTSの魅力のほんの一部をマーケティング業界に携わる皆さまにもお伝えできたらと思っている。

 BTSはビジネスだけでなく、社会を大きく変えうる現象となりつつある。今回の記事では、私が “沼に落ちて”感じた魅力の一部とともに、その勢いを感じてもらえれば幸いだ。
  
出典:123RF
  

圧倒的な接触頻度。気づけばロイヤリティ形成されている

  
 元々K−POPアイドルはソーシャルメディアでの発信が活発だが、特にBTSはその量がすごい。もしもあなたがBTSの誰かのことを少しでも気になって、ソーシャルメディアをフォローするようになったらびっくりするはずだ。TwitterやInstagram、そしてBTSが所属する事務所HYBEが所有する自社ソーシャルメディア「Weverse」で、数日に一回は何かしらの発信が行われる。

 発信されるのは、多種多様なコンテンツだ。当然音源リリースや番組出演のアナウンスもあれば、彼らの日常が写真とともに発信されることもある。

 それに加えてBTSは、リリースした音源の派生コンテンツが大量にある。K-POPはリリースに先んじてティザー映像が公開されたり、ダンス練習動画が曲ごとに公開されたりする文化があるが、BTSはそれだけではない。例えば、様々な活動の裏側をYouTube上で公開する「BANGTAN BOMB」が日常的に更新される。大ヒットナンバー「Butter」や「Dynamite」にはLimix曲が5バージョン以上もある。

 さらにそれに加えて、本人たちが曲について語る「VLIVE(今後HYBEがWeverseと統合するライブ配信サービス)」での配信も行われるし、それとは別にドキュメンタリー作品(『in the SOOP』など)も公開されるのだから、正直、ARMY(BTSファン)活動は 忙しい。
  

  
 ソーシャルメディアにおけるBTSの言及量は凄まじく、2020年のTwitterのレポートでも、BTSは最も言及されたアカウントとして表彰 されており、関連ワードは度々世界トレンド を席巻している。それは、勿論ファンの規模を物語るものであるが、リリースやコンテンツ量の大きさも大きな要因になっていると思うのだ。

 とにかく、気になりだしたら、永遠に見ていられる。そうして、少しだけハマり始めたひとも、すでにハマっているひとも、常にBTSについて考える日々がはじまってしまう。気がつけば脳内占有率を奪われているのである。

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