海外ニュースから読み解くマーケティング・トレンド #10
ヴィトン「8万円のトランプ」 任天堂「どうぶつの森」、コロナ禍の消費者欲求に応えた秀逸企画
5.リモート交流のための新しいサービス:ハウスパーティ、Remo、Spatial.Chat、Cluster
オンラインでの交流が増えるに従い、ZoomやTeamsやGoogle MeetのようなB2B向けのビデオ会議やリッチな交流だけでなく、より「新しい日常」向けの新しいオンラインツールも注目を浴びています。
2016年に発表されたZ世代向けのビデオチャットアプリ「ハウスパーティ」は、これまで利用者増加には苦労してたようですが、この機会に音楽イベントの開催を発表しています。
また、RemoやSpatial.Chatはリアル空間の感覚に近い形で自由に交流できる仕組みを取り入れています。さらに、独自の「ワールド」と呼ばれるバーチャル空間を参加者が自由に歩き回れるSNS「Cluster」も、渋谷区で5Gを使った「バーチャル渋谷」のイベントで注目を集めました(参考記事:こんな時代だからこそ“HOW”を追求しよう – 渋谷未来デザインの挑戦)。
コロナウイルス禍によって、消費者の欲求がどのように表れているのか、そしてそれに対してブランドや企業がどのような商品やサービスを展開しているか、2回に渡って紹介しました。ブランド側は次の「新しい日常」の形を捉えるために、様々な展開を仕掛けていくことが求められているのです。
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