カンヌライオンズ2020リモート・レポート #03

LIONS Live選りすぐりセッションから見えた2つの潮流を解説

前回の記事:
LIONS Live の魅力を解説。カンヌライオンズ2020は中止だけど、無料のリモート・カンヌを見逃すのは、もったいない
 前回の「カンヌライオンズ2020リモート・レポート#02」でお伝えしたように、6月22~26日にかけてLIONS Liveという無料オンライン・イベントが、9つのカテゴリーにわたって開催されました。5日間、延べ70以上もセミナーが行われ、僕も時に眠い目をこすりながらPCの前に座り、このLIONS Liveを視聴しました。その体験記の後編をお送りします。
 

70以上もあるセミナーのうち、“視聴すべき”はどれか?


 こんにちは!多摩美術大学で広告論/マーケティング論/メディア論を教えている、佐藤達郎と言います。ここ数年にわたりこのアジェンダノートで、カンヌライオンズ速報をお届けしてきました。ADK(アサツーディ・ケイ)と博報堂DYメディアパートナーズで長年働いて、10年前から現職となりました。カンヌライオンズには2002年に初めて参加してから、昨年までで16回参加しています。今回はいわば「17回目の参加」としてLIONS Liveの視聴に臨みました。

 70以上もあるセミナーのうち、どれを視聴すべきでしょうか? 答えはもちろん、人それぞれ興味のある分野によります。しかしながら、“普通の日本人”としては、ただひたすらゲストが喋りまくるものは、英語の点で内容の理解が難しいと思います。前回紹介した9つのカテゴリーで言えば、「ホワット・アイヴ・ラーント(私が学んで来たこと)」や「アト・ホーム・ウィズ(各界の有名人とともに)」などは、ほとんどがそのパターンでした。
 

 それに対してスライドが用意され、その内容に沿って話が進行するタイプは、比較的理解しやすくお勧めできます。一概には言えないのですが、「キーノート」や「フューチャー・ゲイザーズ(未来を見つめる人たち)」にはスライド付きが多かったように思います。LIONS Liveは今も録画で見られるので(2020年7月13日現在)、英語が得意でない人が視聴しようとする時は、この辺りをのぞいて、スライドが使われているものにチャレンジするのが良いでしょう。

 あとは、「プレジデンツ・ブリーフィング(審査委員長コメント)」も、スライドは無いものがほとんどでしたが、それぞれの“部門(ライオン)”という形で話題が絞られているので、僕には聞きやすかったです。それでは、具体的に2つのセミナーを紹介していきましょう。

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