加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #18

マーケティング、ビジネスを成功に導く“逆張り”の視点

前回の記事:
A/Bテストを1000回以上繰り返してわかった、広告の費用対効果を最大化する「最強ランディングページ 8つの最新テクニック」
 こんにちは。売れるネット広告社 代表取締役社長 CEOの加藤公一レオです。

本連載ではキレイゴトは一切語らず、ズバリ「どうやったらネットで商品を“売れる”か」に特化して、「ダイレクトマーケティングの最強の基礎」を皆さまに伝授してきた。

今回はやや趣向を変えて、マーケティングおよびビジネス全般において「その他大勢」と差別化し、成功を手にするための“逆張り”の視点についてお話したい。というのも、私および売れるネット広告社は、 世の中および業界の逆張りで成功してきたからである。

サラリーマン時代、私が広告代理店ADKのネット売上の3分の1を立て、「ネットにおけるダイレクトマーケティングの第一人者」と呼ばれるようになったのも、売れるネット広告社が2020年に「九州のデジタルマーケティング企業売上ランキングで1位(調査会社の方に作成いただきました)」になれたのも、逆張りのおかげだと言ってもいい!

ネット業界は移り変わりが激しく、特定のビジネスモデルやテクニックが流行ると、みんなが同じことをやるようになるが、ビジネスおよびマーケティングで成功するためには、あえて『みんなと違うことをする』ことが重要である!!

『みんなと違うことをする』ためにはどうすればいいのか、そのヒントとしていただくべく、売れるネット広告社の“逆張り”戦略についてお伝えする。


 

【逆張りその①】イメージ広告の時代にネットのダイレクト

 

 売れるネット広告社は社名が表す通り、「ネットのダイレクトマーケティング=売れる広告」を支援する会社である。

 近年こそコロナ禍もあってダイレクトマーケティングへのニーズが急激に伸びているが、売れるネット広告社を創業した2010年はまだまだイメージ広告が強かったし、私がADKで働いていた頃は、テレビや新聞などのマスメディアを使った「イメージ広告」が圧倒的に主流だった。

 したがって、社内には「イメージ広告」に関する豊富な経験やノウハウを持つ先人たちがたくさんいた。そこで私は、当時主流だった“オフラインのイメージ広告”ではなく、その対極にあった“ネットのダイレクト広告”の専門家になったのである。

 当時、“ネットのダイレクト広告”は“ニッチ”だったので、あえてその分野の専門家になることで、社内でも業界でも第一人者になることができたのである!

 また、2010年に売れるネット広告社を起業してからも、「ネット×ダイレクト」に振り切って単品通販(D2C)のネット広告の支援に特化することで、普通なら小さなベンチャー企業に仕事を依頼しないような大手のクライアントを獲得してきた。

 私や売れるネット広告社が業界でそこそこ有名になれたのは、将来大きく伸びる“ニッチ”な分野に特化し、そこで結果を残してきたのが最大の要因なのだ。

 我々の調査では、2018年に売れる目的のダイレクト広告の出稿額がイメージ広告を逆転。売れる広告の市場規模は、2025年には3兆8800億円に達する見通しだ。私および売れるネット広告社は、ほとんどの広告マンや広告会社が見向きもしない頃から『売れる広告』を手がけていたので、この分野で有名な存在になれたのである。

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