加藤公一レオが教える「ダイレクトマーケティングの最強基礎」 #21

成功するD2C(ネット通販)の3つの共通点。失敗する事業者との明確な違いとは?

前回の記事:
法規制の強化で逮捕者も 「脱・従来型記事広告」でネット広告のコンバージョン率を上げる方法
 

成功するD2C事業者には共通点がある




 こんにちは。売れるネット広告社 代表取締役社長CEO 加藤公一レオです。私は20年以上ダイレクトマーケティングに携わる中で、100社以上のD2C(ネット通販)事業者のコンサルティングを手がけてきた。その中には、年商100億円を超えて大成功した企業も多い。

 一方で、世の中には夢を持ってD2C(ネット通販)ビジネスを立ち上げたものの、思うように売上・利益を伸ばせずに赤字続きであったり、撤退を余儀なくされたりした事業者も少なくない。その違いはいったいどこにあるのだろうか?

 そこで、100社以上のコンサルティングを手がけてきた私が見出した、成功するD2C(ネット通販)の3つの共通点をお伝えする。
 

成功するD2Cの共通点①:商品にわかりやすい“差別化”要素がある




 まず、ネットで売れる商品とは、以下のいずれかに当てはまる商品である。
 
  • これを使ったらお金持ちになれる
  • これを使ったら悩みが解決する
  • これを使ったらモテるようになる

 これはD2C(ネット通販)に限らず、情報商材などにも当てはまることだ。その中で、特にD2C(ネット通販)で成功している商品の共通点が「わかりやすい“差別化”要素」があることである。

 “差別化”というと、成分で勝負しようと考える人もいるかもしれないが、成分を訴求してもお客様にはあまり伝わらないので、D2C(ネット通販)商品の“差別化”要素としてはいまいちだ。

 D2C(ネット通販)商品の“差別化”は、五感で特徴を感じられるようなわかりやすいものがいい。クレンジングひとつをとっても、「肌につけた瞬間温かく感じる」「肌の上でトロッととろける」「炭酸ガスが入っていてシュワッとする」など、D2C(ネット通販)では、見たり触ったりして商品の特徴を実感できる“とんがった”商品が売れる傾向にある。

 “差別化”自体はマーケティングの世界で昔からよく言われることであるが、D2C(ネット通販)事業者は、自社商材の“差別化”が一般のお客様にとって本当にわかりやすいものになっているのか、視覚や触覚で他社商材の違いを感じられるものになっているのか、一度立ち止まって考えてみてほしい。

 また、これから商品開発を行うD2C(ネット通販)事業者は、「わかりやすい“差別化”要素」を念頭に置いて商品開発をするといいだろう。

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