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DAZNがスポーツ観戦と連携した新たな広告プロダクトを発表
スポーツを通して生まれる熱狂や喜怒哀楽に注目
スポーツストリーミングサービスを手掛けるDAZNは14日、AIを活用した新たな広告プロダクト「Moment Booster(モーメントブースター)」の提供を開始した。スポーツ観戦において生まれる、サッカーのゴールシーンなどファンが熱狂した瞬間をAIが自動で選定し、DAZN視聴者が観戦しながらXに共有できる「モーメント動画」を作成。その動画内に広告が掲載される仕組みになる。スポーツを通して生まれる熱狂や喜怒哀楽といった感情に触れ、ブランドへの共感を喚起することを目的としている。
14日に開幕した明治安田J 1リーグから開始され、2025年シーズンの全試合で提供されることが決定している。また、今後はJリーグ以外のスポーツ観戦にも拡大していく予定で、スポーツファンの感情にフォーカスした新たなプロモーション機会となる。
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「Moment Booster」の提供開始の背景について、DAZN Japan 最高経営責任者 兼 アジア事業開発の笹本裕氏から次のコメントが寄せられた。
「AIを活用した熱狂連動型広告『Moment Booster』を、明治安田Jリーグの開幕に合わせ発表することができ大変嬉しく思っております。スポーツの醍醐味は、もちろん劇的な得点シーンや華麗なプレー、そしてそこに生まれる勝者と敗者、ドラマにあると思っています。また、同じくらい重要な要素に、スポーツが人々を魅了するのはプレーヤーとファンたちが露わにする喜怒哀楽といった感情にあると思っています。一つの試合でいくつも生まれるそんなシーンをAIが感知し、DAZNをご覧いただいているみなさまが実際にシェアをして拡散できる機能、それが『Moment Booster』です。ぜひこの機能を使ってみなさまの『熱狂』を広げ、DAZNでの視聴体験を思う存分お楽しみください」
また昨年、12月6日に国内外のブランド企業などのトップマーケターが集結する日本最高峰のマーケティングカンファレンス「マーケティングアジェンダ東京2024(主催:ナノベーション)」のキーノートセッションにて、笹本裕氏が登壇し「スポーツのモーメントにおける感情の変化」と、その瞬間と連動した「ブランディングにおける機会との親和性」について紹介した。
◎参考記事
カインズとDAZNから学ぶ、「話題化」する情報設計の2つの視点【マーケティングアジェンダ東京2024レポート】
そこで語られたスポーツのモーメントで人の感情が動く瞬間を捉えたプロダクトとして、新たに「Moment Booster」が発表された。今後、DAZNはサッカー以外のスポーツ観戦に拡大していくことを目指す。
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