ECリテールメディア最前線 #03Sponsored

EC収益の最前線、Roktが提案するリテールメディア戦略

前回の記事:
スポーツ用品のゼビオがRoktを導入し、自社ECをリテールメディア化 購入直後の広告表示で「付帯収益」を創出
 ECでの商品購入完了後、ユーザーが最も“前向きな気持ち”になっている瞬間。この「トランザクション・モーメント」に広告を届けることで、ECサイトは付帯収益を獲得し、収益性を高めることができる。そんなリテールメディアによる企業の競争力を高めるソリューションを提供するのがRoktだ。

 2025年3月18日から20日まで開催された、国内外の直販・通販事業に携わるトップマーケターが集結するカンファレンス「ダイレクトアジェンダ2025」では、Roktでビジネス開発を担当する松田誠氏が登壇。全米小売協会の年次イベント「NRF 2025」で披露された最新の知見と、日本市場でも存在感を強めるRoktのソリューションを使った、新たな収益戦略について紹介した。
 

NRF 2025で語られた、小売業界の「今」と「これから」


 Roktの松田氏はまず、2025年初頭に米国・ニューヨークで開催された全米小売協会(National Retail Federation)の年次イベント「NRF 2025」の内容を紹介。世界100カ国以上から4万人が参加し、175のセッションが行われたこのイベントでは、リテール業界の最新トレンドや事例が共有されたという。
 
Rokt ビジネス開発
松田 誠 氏

  日本マイクロソフトにてOffice 365を始めとした各種ソフトウェア・サービスのビジネスをリード。ケルヒャーにてコンシューマービジネスの責任者を担当した後、2019年にRokt合同会社に入社。ビジネス開発として日本市場におけるRoktビジネスの立ち上げと拡大に従事。

 松田氏は、NRF 2025冒頭のセッションで語られた「不確実性の常態化」について言及。インフレや関税問題、地政学的リスク、労働市場の変化など、リテール業界を取り巻く環境が大きく変化している中、今後1年間でさらに不確実性が高まると言われている。

 また、人間ではなくテクノロジーによる接客サービスを許容する消費者が増加していることに加えて、松田氏は「小売とブランドとの境界もなくなりつつあり、DtoCの浸透率はどの市場でも高まっている」と述べた。
  

 松田氏が注目したのはTikTokからシームレスにEコマースで商品を購入できる「TikTok Shop」の台頭だ。米国でのサービス開始からわずか1年半で1兆4000億円の売上を達成。NRFでは、TikTok Shopを活用したRare Beautyが売上を3倍に伸ばした事例が紹介された。

 NRF 2025のテーマは「GAME CHANGER(ゲームチェンジャー)」。不確実性が当たり前となる世の中では、漸進的な進化では対応できないため、ゲームチェンジが必要とされている。そしてテクノロジーによって消費者行動が変わる今、「どうしても外せないのがAIだ」と松田氏は語る。

 米国・ウォルマートが運営する会員制スーパーマーケットのSam's Clubやドミノピザ、老舗百貨店のMacy'sなどの事例では、AIを活用して顧客獲得やエンゲージメント強化、リテンション向上を図り、リアルとデジタルの融合に取り組んでいることが紹介された。Macy’sのセッションでは、AIが「無限の選択肢ではなく、最適な選択肢」を提供するためのツールとして位置付けられていたという。

「従業員の能力や商品開発力、マーケティング能力など、さまざまなアセットがある中で、それらを爆発的に伸ばすには、やはりAIを取り込むことが必要。NRFではAIの役割を企業内で広げられれば、その進化に応じてビジネスも拡大していくという考え方が紹介されていました」(松田氏)
Roktへのお問い合わせは、こちらから

マーケターに役立つ最新情報をお知らせ

メールメールマガジン登録