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「仕事は、本当に“悪者”ですか」無双塾・塾長 足立光が語るワーク・ライフ・バランス

 国を挙げた「働き方改革」が進む中、仕事とプライベートに悩むビジネスパーソンは少なくない。限られた時間の中で、どうすれば成果を生み出すことができるのか、「足立光の無双塾」塾長であり、9月末にナイアンティック アジアパシフィック プロダクトマーケティング シニアディレクターに就任した、足立光氏の働き方について聞いた。
 

「ワーク」は、本当に“悪者”ですか

中野 昨今、政府や企業が「働き方改革」を推進する中、仕事とプライベートの時間の扱い方、つまり「ワーク・ライフ・バランス」について悩んでいる人が増えています。足立さんは、仕事とプライベートについて、どのように捉えていますか。

足立 私は、働き方改革によるワーク・ライフ・バランスへの「注目の集まり方」に違和感を覚えています。

 なんだか「ワーク(仕事)」が“悪者”で、「ライフ(人生)」が“良い者”のように聞こえるんですよ。「ワーク」は、本当に悪者ですか。そういう考え方は、私にはまったく理解できないんです。
ナイアンティック
アジアパシフィック プロダクトマーケティング
シニアディレクター
足立 光(あだち・ひかる)
1968年、米国テキサス州生まれ。一橋大学商学部卒業。P&Gジャパン マーケティング部に入社し、日本人初の韓国赴任を経験。ブーズ・アレン・ハミルトン、およびローランドベルガーを経て、ドイツのヘンケルグループに属するシュワルツコフヘンケルに転身。2005年には同社社長に就任。赤字続きだった業績を急速に回復した実績が評価され、2007年よりヘンケルジャパン取締役 シュワルツコフプロフェッショナル事業本部長を兼務し、2011年からはヘンケルのコスメティック事業の北東・東南アジア全体を統括。ワールド 執行役員 国際本部長を経て、2015年より日本マクドナルド 上席執行役員 マーケティング本部長。2018年9月28日より現職。

 そもそも、多くの人にとって1日の多くの時間を仕事が占めていますから、「ワーク」が幸せにならないと、理論上、「ライフ」も幸せにならないはずなんです。

 なので、本質的には「ワーク・ライフ・バランス」とは、「働くことは、楽しいこと」「どうすれば楽しく働けるのか」を模索する活動と定義するべきではないかと思います。

 それに、仕事の効率化はとても重要ですが、単純に仕事量や仕事時間を減らすだけでは、日本全体の生産性は、ますます落ち込んでしまいますよ。
 
中野 つまり、足立さんは仕事とプライベートを明確に分けてはいないということですか。

足立 はい、プライベートと仕事の間に境目があるとは、思っていません。でも、その考えには違和感のある方も、実は境目が無い行動をしているはず。誰もが仕事中にプライベートの電話をかけたり、SNSを見たりした経験がありますよね。本当はみんな、プライベートと仕事が1日の中でブレンドされているのです。

 加えて、私たちはだれもがひとりの消費者でもあります。ひとりの消費者としてプライベートでいろいろなことを経験していると、新しい気づきや発見がありますよね。それをビジネスに生かさない手はないと思うんです。

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